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このページでは、LINEミニアプリの導入事例について、業種・業態ごとにわけてまとめています。LINEミニアプリの導入・活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

LINEミニアプリの詳細やLINEミニアプリで実現できる機能について興味のある方は、下記記事もあわせてご覧ください。

 

 

 

 

またマクロセンドでは、LINEミニアプリの開発・実装支援をお手伝いしております。

 

実現したい機能があるけれどどうやっていいかわからない、どの程度の費用がかかるのか知りたい、といった疑問をお持ちの方は、下記ページやフォームよりお問い合わせください。

 

 

LINEミニアプリの業種・業態別導入事例

LINEミニアプリの導入事例・活用事例を、下記の業種・業態にわけてご紹介します。クリックすると各業種の導入事例へジャンプできます。

 

 

 

飲食業におけるLINEミニアプリの導入事例

飲食業におけるLINEミニアプリの導入事例です。

廚 菓子 くろぎ

企業・店舗名:株式会社KUROGI

導入時期:2021年7月

導入の目的:オンシーズンにおける混雑・行列の緩和

導入した機能:順番待ち

得られた効果:キャンセル率30%→15.8%へ減少、行列整備の人手が約0.5人分減少、LINE公式アカウント開設から10か月ほどで友だち数1万人超達成など

おこなった施策:QRコード付き整理券発券用のタブレット端末を店舗前に設置、系列店の待ち組数を確認できるサービスの導入、LINE公式アカウントで新商品の案内メッセージ送信など

 

株式会社KUROGIの運営する和菓子カフェ「廚 菓子 くろぎ」では、2021年7月に「順番待ち」のLINEミニアプリを導入。

 

同店舗では、人気のかき氷を求めるユーザーにより、夏になると100人におよぶ行列ができてしまうことが課題でした。紙による順番待ち整理では、顧客の案内や行列の整備にもスタッフを割く必要があるほか人的ミスが発生することもあり、キャンセルする顧客が多く、多い日には90組中30組がキャンセルする日もあったといいます。

 

LINEミニアプリ導入後は、キャンセル率が30%から15.8%へ大幅に減少しました。行列も解消し、列の整備に必要だった人手は約0.5人分減らすことができたそうです。この成果には、あわせて導入した系列店の待ち組数を確認できるサービスの存在も影響しており、より空いている店舗へ出向く流れが生まれ、店舗間の待ち組数の平準化につながっています。

 

得られた効果は他にもあり、LINE友だち月間平均獲得数が約3.65倍に伸長し、公式アカウント開設から10か月ほどで1万人超を達成。加えて、LINE公式アカウントのメッセージ開封率84.7%、クリック率31.4%と高い数値をマークしています。

 

参考:

LINEミニアプリ で「効率化」する、日本の飲食企業たち:「ムゲン食堂」と「廚 菓子 くろぎ」の場合 | DIGIDAY[日本版]

ムゲン食堂

企業・店舗名:株式会社Glidge

導入時期:ー

導入の目的:注文業務やメニュー情報更新業務などの効率化

導入した機能:テーブルオーダー

得られた効果:配置スタッフ6人→4~5人に減少、ポイント特典利用率48.6%、クーポン配信対象者のうち最大21%が来店するなど

おこなった施策:スタッフがQRコードを案内するオペレーションの追加、LINE公式アカウントから特典の有効期限を通知するメッセージ配信、クーポン配信など

株式会社Glidgeの運営する中華酒場「ムゲン食堂」では、LINEミニアプリの「テーブルオーダー」を導入しています。紙のメニュー表に記載されたQRコードをスマホで読み取ると、端末側にメニュー画面が表示されそのままオーダーができる仕組みです。

 

テーブルオーダーを利用することで、顧客は注文のためにスタッフを呼ぶ必要がなくなり、スタッフも顧客に声をかけられるタイミングを見計らう必要がなくなります。また、紙のメニューに比べて簡単に情報更新できる点もメリットです。

 

テーブルオーダーを導入後、口頭注文で発生していたロスがなくなり注文受付業務が大幅に効率化したことにより、配置スタッフは6人から4~5人に減少しました。

 

また、LINE公式アカウントを活用した来店促進施策も効果が出ているといいます。ショップカードのポイント有効期限前にリマインドを送ることで、ポイント特典利用率は48.6%に。クーポンを配信した際は、多いときで配信対象者の21%の来店につながったケースもありました。

 

参考:

LINEミニアプリ で「効率化」する、日本の飲食企業たち:「ムゲン食堂」と「廚 菓子 くろぎ」の場合 | DIGIDAY[日本版]

大江ノ郷自然牧場

企業・店舗名:有限会社ひよこカンパニー 大江ノ郷自然牧場

導入時期:2021年3月

導入の目的:施設利用の促進および自社サービスの認知拡大

導入した機能:順番待ち・呼び出し

得られた効果:店舗オペレーションの効率化、LINE公式アカウントの友だ数2倍以上に増加、ブロック率15%ほどに抑制など

おこなった施策:LINEミニアプリ導入以前からLINE公式アカウントを開設、LINEミニアプリ利用開始時にLINE公式アカウントの友だち追加を促す仕組みの導入、LINE公式アカウントによるおすすめメニュー・商品の告知、期間限定無料クーポンの配信など

有限会社ひよこカンパニーの運営する大江ノ郷自然牧場では、2021年3月からLINEミニアプリの「順番待ち」サービスを導入しています。

 

同社の導入したLINEミニアプリでは、順番待ちの整理券を発券する際にメニュー予約できる機能も追加したことで、より店舗オペレーションが効率化しました。

 

LINEミニアプリに先立って2018年8月に開設していたLINE公式アカウントは、LINEミニアプリ利用時に友だち追加を促す仕組みを導入したことで友だち数が2倍以上に増加。それでいてブロック率は15%ほどに抑制できています。

 

LINE公式アカウントで期間限定の無料ドリンククーポンを配信した際には、開封率が約80%、約2週間で1,000件以上の来場利用と約80件のEC購買につながったとのことです。

 

参考:

待ち時間が“楽しく”なる? LINEミニアプリの「順番待ち」でユーザーの利便性を向上させた牧場リゾートの取り組み

アガリコ餃子楼

企業・店舗名:株式会社Big.Belly アガリコ餃子楼 新宿小田急ハルク店

導入時期:2020年12月

導入の目的:業務オペレーションの効率化、顧客と店員の接触減少、顧客のロイヤリティ向上

導入した機能:テーブルオーダー(店内モバイルオーダー)

得られた効果:来店者の80~90%がLINEミニアプリを利用、オペレーションの効率化、LINE公式アカウント開設1か月で約1,000人の友だち獲得など

おこなった施策:LINE公式アカウントの友だち追加を促す仕組みの導入

株式会社Big Bellyの展開する餃子居酒屋「アガリコ餃子楼」では、2020年12月から新宿小田急ハルク店にてテーブルオーダーのLINEミニアプリを導入しています。

 

来店者の80%から90%が注文にLINEミニアプリを利用しており、店内での物理的な接触の減少、ホールスタッフを減員するなどのオペレーション効率化につながっています。

 

また、LINEミニアプリ利用時にLINE公式アカウントの友だち追加を促す仕組みを導入したことで、公式アカウント開設から1か月で約1,000人の友だち獲得を達成しました。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

吉野家

企業・店舗名:吉野家

導入時期:2021年7月

導入の目的:注文の利便性向上によるテイクアウトサービスのライト層ユーザー獲得、できあがりお知らせなどにかかる配信コストの抑制

導入した機能:テイクアウトサービス(個別開発)

得られた効果:リリース初月から半年間で注文数が6倍に伸長、通知方法の切り替えによる配信コストの大幅削減など

おこなった施策:キャンペーン告知など

大手牛丼チェーンを展開する吉野家では、2021年7月よりLINE上からテイクアウトサービスを簡単に利用できるLINEミニアプリを導入しています。

 

従来は商品のできあがりをSMSで通知していたのに対し、LINEミニアプリ専用のLINE公式アカウントに切り替えることで無料で配信できるようにしました。

 

LINE経由での注文によりライトユーザーが獲得できた結果、LINEミニアプリのリリース初月から半年間で注文数は6倍に伸長しています。また、通知方法の切り替えにより配信コストの大幅削減にもつながっています。

 

参考:

LINEミニアプリに関するPDF資料|LINE for Business

魚・食・笑 ちょうど

企業・店舗名:魚・食・笑 ちょうど 蒲田店

導入時期:ー

導入の目的:店内飲食における注文業務・顧客管理の効率化

導入した機能:テーブルオーダー

得られた効果:ネイティブアプリと比較して95%、店員注文と比較して70%以上の顧客がLINEミニアプリを利用、テーブルオーダー比率上昇によるフロアスタッフの業務負担軽減など

おこなった施策:ー

蒲田駅西口の隠れ家居酒屋「魚・食・笑 ちょうど」蒲田店では、注文業務や顧客管理の効率化を目的としてLINEミニアプリを導入しました。

 

同店舗では同じ機能を持ったネイティブアプリをすでに導入しており、今回はそのミニアプリ版の導入事例です。ミニアプリを導入すると、ネイティブアプリと比較して95%の顧客がミニアプリを利用して注文する結果になりました。

 

さらに従来の店員による注文受付と比較しても、70%以上の顧客がミニアプリから注文したとのことです。

 

アプリを利用したテーブルオーダーの比率が上がったことで、フロアスタッフの業務負担軽減にもつながりました。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

スシロー

企業・店舗名:株式会社あきんどスシロー

導入時期:ー

導入の目的:ライトユーザーのオンライン顧客化によるロイヤリティ向上など

導入した機能:順番待ち・受付・予約

得られた効果:LINEミニアプリの利用数が前月比1.4倍成長を維持、行列・店内混雑の緩和による来店頻度向上など

おこなった施策:ー

回転寿司チェーンを展開する株式会社あきんどスシローでは、ネイティブアプリを利用していない、直接来店したり店内発券を利用したりするユーザー(=ライトユーザー)を対象としてLINEミニアプリを導入しました。

 

順番待ちや受付予約といった機能はネイティブアプリでも提供していましたが、それらの機能をより広い層のユーザーに利用してもらいオンライン顧客化することによって、ロイヤリティを高めて来店頻度を向上させることが目的です。

 

LINEミニアプリ導入がライトユーザーの獲得に無事つながり、新型コロナウイルス第三波前の時点で、LINEミニアプリの利用数成長は前月比1.4倍成長を維持していました。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

ティースイーツラボ・コンテナート

企業・店舗名:ティースイーツラボ・コンテナート 南新宿店

導入時期:ー

導入の目的:行列による混雑緩和、3密回避、および離脱予防など

導入した機能:順番待ち

得られた効果:順番待ち顧客の98%がミニアプリを利用、店頭待機列の解消による店舗スタッフの案内業務コスト改善など

おこなった施策:順番待ち顧客のうち残り2%は店舗スタッフが代理で発券した

紅茶専門店であるティースイーツラボ・コンテナート 南新宿店では、行列による混雑や3密、およびそれらによる顧客の離脱を対策する目的で、順番待ちの機能をもつLINEミニアプリを導入しました。

 

LINEミニアプリの導入後は、順番待ちする顧客の98%がLINEミニアプリを利用。店舗の待機列が解消されたことで3密回避につながり、近隣住民からの苦情もなくなったと言います。

 

また、待機列を整理する店舗スタッフの案内業務コスト改善などの効果も得られたとのことです。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

サントリービール

企業・店舗名:サントリービール株式会社

導入時期:2021年3月

導入の目的:双方向のコミュニケーションが取れるキャンペーンの実施、より多くのユーザーのキャンペーン参加促進など

導入した機能:個別開発

得られた効果:キャンペーン参加者のうち約8割が新規購買ユーザー、4割以上が複数回参加

おこなった施策:自社商品のレシート応募キャンペーンを実施

サントリービール株式会社では、より多くのユーザーのキャンペーン参加を目的として、自社商品「プレモル」のレシート応募キャンペーンのプラットフォームとしてLINEミニアプリを活用しました。

 

キャンペーンのアンケート結果によると、応募者全体の約8割がこれまでプレモルを購入したことのない新規購買ユーザーであり、さらに全体の4割以上のユーザーが2回以上キャンペーンに参加していたことがわかりました。

 

LINEミニアプリの利便性に加え、応募後すぐにインセンティブを受け取れる仕組みや、ゲーム性のあるユーザーランク制を取り入れるなどの工夫も功を奏したようです。

 

参考:

キャンペーンに参加した8割が新規購買ユーザー。 「プレモル」のLINEミニアプリ活⽤法|LINE for Business

美容・ファッション業におけるLINEミニアプリの導入事例

美容室や化粧品メーカーなどにおけるLINEミニアプリの導入事例です。

efface

企業・店舗名:株式会社エファッセ

導入時期:2021年6月

導入の目的:既存のアプリより身近でユーザーとコミュニケーションの取れるツールを導入することで、デジタル接点の強化を図りたい

導入した機能:予約・会員証

得られた効果:約4か月で3割強の旧アプリユーザーがミニアプリへ移行、予約リマインドとお礼メッセージを送ったユーザーの次回来店率がそれぞれ90%以上など

おこなった施策:ミニアプリ移行を促すオペレーションの追加、デジタル会員証の掲示やサロン予約ができる仕組みの整備、LINE公式アカウントから予約リマインドや来店のお礼メッセージ自動配信など

美容室effaceでは、美容サロンに特化したPOSシステムと、それに連携したネイティブアプリをこれまで利用してきましたが、アクティブ率に課題を感じLINEミニアプリを導入しています。

 

LINEミニアプリの導入にあわせて、既存アプリからの移行を促すオペレーションの追加などもおこない、導入からおよそ4か月で3割強のユーザーがLINEミニアプリへ移行が完了しました。

 

また同店ではLINE公式アカウントも導入しており、予約のリマインドや来店のお礼メッセージを自動配信しています。予約リマインドとお礼メッセージを送ったユーザーの次回来店率は、それぞれ90%以上を記録しているとのことです。

 

参考:

LINEミニアプリ利用を促進させ、顧客流失を防ぐ美容室のLINE活用|LINE for Business

1001mille

企業・店舗名:1001mille

導入時期:2020年7月

導入の目的:ポータルサイトの予約システムの利用率を下げ失客リスクを低減したい

導入した機能:予約

得られた効果:導入3か月でLINEミニアプリ経由の予約数が外部サイト経由の予約数を超過(外部サイト経由の予約数は80%→50%に低下)、電話予約の割合約30%減少など

おこなった施策:紙のポイントカードを廃止しLINE公式アカウントに集約、LINEミニアプリ経由で予約したユーザーに従来の外部予約サイトの2倍のポイント付与、ポイント利用対象サービス拡大など

東京・吉祥寺を中⼼に地域密着型のヘアサロンを展開する「1001mille」では、LINE上でサロンの予約ができるLINEミニアプリを導入しています。

 

LINEミニアプリの導入と並行してLINE公式アカウントを活用し、さらにLINE上での予約システム周知のため、ユーザーへの案内を接客時のオペレーションに追加しました。

 

LINEミニアプリを導入した成果は上々で、導入からわずか3か月でLINEミニアプリ経由の予約数が外部予約サイト経由の予約数を上回りました。

 

さらに店舗で実施したアンケート結果によれば、LINEミニアプリを使った予約を体験したユーザーの95%が「今後もLINEミニアプリを継続して使いたい」と回答。また、電話予約の割合減少によりサロンスタッフの負担が減ることで、接客に専念できるなどといった効果も生まれているといいます。

 

参考:

顧客の約5割が予約サイトを経由せず再来!LINEミニアプリを活用した美容室のリピート促進|LINE for Business

eim

企業・店舗名:ヘアサロン eim(アイン)

導入時期:2021年3月

導入の目的:デジタル接点創出・LINEのセグメント配信

導入した機能:会員証・予約

得られた効果:70%以上の来店客を会員化、顧客情報との紐づけ率ほぼ100%など

おこなった施策:LINE公式アカウントによる来店後のお礼メッセージなどの自動配信

ヘアサロン eimでは、新規開業とあわせて会員証や予約機能をもったLINEミニアプリを導入しました。目的は、デジタル接点を創出し、来店状況に応じてメッセージを適切にセグメント配信することで、顧客と中長期的に関係構築するためです。

 

LINEミニアプリの運用開始後は、LINE未利用ユーザーなどを除く70%以上の来店客を会員化できています。

 

CRMに連携されたLINE公式アカウントを活用し、来店後のお礼メッセージやクーポンの自動配信も実施。今後は、来店後一定期間が経過したユーザーに対し再来店促進メッセージの配信なども予定しています。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

美容室の『LINEミニアプリ』とPOSの連携。実際どうなの?~独立開業から1ヶ月。本当に上手に活かせてる?~ | 美容室の POS・顧客管理・ネット予約|サロンアンサー

花王(カネボウ化粧品)

企業・店舗名:花王(当時カネボウ化粧品)

導入時期:2020年10月

導入の目的:ユーザーとの継続的にコミュニケーションを取れる状態の実現

導入した機能:個別開発

得られた効果:LINE公式アカウントのメッセージ開封率70%以上、関連リンクのCTR10~15%前後など

おこなった施策:自社アプリで好評だった機能を継承、LINEミニアプリ利用開始時にアンケート調査を実施してLINE公式アカウントのメッセージ配信へ活用など

花王(当時カネボウ化粧品)では、2020年10月からLINEミニアプリの運用を開始しました。同社では、2017年からネイティブアプリ「スマイルコネクト」を提供していましたが、2020年春以降、ユーザーとのオンラインコミュニケーションの重要性が顕在化したことをきっかけに、ブランドごとのアプリ導入に至ったとのことです。

 

今回開発されたLINEミニアプリには、既存のネイティブアプリの一部機能を引き継ぐ形で、「購入履歴」「店頭肌測定結果」「マイストア情報」「会員証」といった機能が実装されています。

 

導入から6か月経過時点で、メッセージ開封率が従来のネイティブアプリ運用時の2倍に伸長したとのことです。

 

参考:

メッセージ開封率がネイティブアプリ運用時の2倍に伸長! カネボウ化粧品のLINEミニアプリ活用|LINE for Business

小売・百貨店におけるLINEミニアプリの導入事例

続いて小売・百貨店におけるLINEミニアプリの導入事例です。

ダイソー

企業・店舗名:大創産業

導入時期:2022年3月

導入の目的:紙の削減による環境への配慮、データ分析による業務の改善や効率化、新たな顧客とのコミュニケーションチャネル確立など

導入した機能:シールキャンペーン

得られた効果:ー

おこなった施策:年2回実施しているシールキャンペーンのデジタル化、LINE公式アカウントの開設など

100円ショップ最大手「ダイソー」を運営する大創産業では、年2回実施しているシールキャンペーンをデジタル化するため、LINEミニアプリを導入しました。

 

従来は、紙の用紙やシールをレジで店員が手渡しして、顧客が集めたものを回収するというアナログ運用でした。

 

しかし新型コロナウイルス感染症拡大による非接触・非対面のニーズや、紙の削減による環境への配慮に加え、データ分析による業務改善や顧客とのコミュニケーションチャネル確立といったさまざまな課題が生じていたことから、LINEミニアプリの導入およびLINE公式アカウントの開設に踏み切ったとのことです。

 

参考:

【特報】ダイソーが初のLINE公式アカウント アプリでシール集め|日経クロストレンド

PAL CLOSET

企業・店舗名:株式会社パル

導入時期:2020年2月

導入の目的:自社アプリ「PAL CLOSET」の新規ユーザー獲得

導入した機能:個別開発

得られた効果:LINEミニアプリ導入月の新規会員数がリリース前比で倍増、LINE公式アカウントの友だち数・ターゲットリーチ数が3倍増、LINE経由のECサイト売上が前年比5倍に伸長など

おこなった施策:LINEミニアプリ登録用QRコードを店頭POPとして掲示、LINE公式アカウントを友だち追加する仕組みの導入など

アパレルブランドおよび生活雑貨ブランドなどを展開する株式会社パルは、新規会員数の伸び悩んでいた自社アプリ「PAL CLOSET」の新規ユーザー獲得を目的に、LINEミニアプリを導入しています。

 

LINEミニアプリの「ダウンロード不要で利用できる点」を活かし、実店舗における会員証の発行を起点としてユーザーの拡大を目指しました。ユーザーは、店頭POPの登録用QRコードを読み込むことにより、わずか5秒で会員証の発行から掲示までが完了します。

 

店頭における案内オペレーションの最適化施策などもあいまって、自社アプリPAL CLOSETの新規会員数はLINEミニアプリリリース前に比べて倍増したとのことです。

 

参考:

LINEミニアプリで店舗顧客を囲い込み!新規会員数とEC売上をアップさせたパルのLINE活用|LINE for Business

東急

企業・店舗名:東急株式会社

導入時期:2021年1月

導入の目的:withコロナを意識したCXの創造

導入した機能:モバイルオーダー・会員証・順番待ちなど

得られた効果:接客コスト削減、ユーザーとの接点減少によるコロナ対策の実現、ユーザーデータが蓄積されることによるデータ分析・活用など

おこなった施策:LINEミニアプリを活用し、渋谷のまちづくり基盤サービス「どこ渋」のLINE公式アカウントでモバイルオーダーを実装

東急株式会社では、グループ内におけるDX推進に、LINEミニアプリやLINE公式アカウントを活用しています。

 

たとえば、withコロナにおける渋谷のまちづくりに貢献するサービス基盤「どこ渋」では、LINEミニアプリを活用したモバイルオーダーサービスを提供。LINE公式アカウントを友だち追加することで、渋谷ストリームや渋谷ヒカリエに出店する飲食店の商品を、事前注文したりテーブルオーダーしたりすることが可能です。

 

モバイルオーダーの導入で接客接点が減ったことにより、ユーザーの利便性向上、業務効率と顧客単価の向上につながっているほか、今後テナントに新規出店する店舗を支援できる分析データが蓄積されたといいます。

 

参考:

これまでのビジネスモデルをLINEで変革する、東急のDX戦略とは|LINE for Business

阪急オアシス

企業・店舗名:株式会社阪急オアシス

導入時期:ー

導入の目的:開発リスクを最小化しつつ実装スピードを上げてスマホアプリのバージョンアップを目指した

導入した機能:会員証

得られた効果:利用者の65%以上が50歳以上、1か月でLINE公式アカウントの友だち数3.6万人増加、会員カード連携率75%、ブロック率2.5%など

おこなった施策:店内POPやチラシでLINEミニアプリの利用を促進、オンラインでユーザーに再購入を促すキャンペーン配信やチラシ配信などを実施

スーパーマーケットの経営などを行う株式会社阪急オアシスでは、ネイティブアプリで提供していたスマホアプリのバージョンアップを目指して、会員証の機能をもったLINEミニアプリを導入しました。

 

LINEミニアプリ導入後、利用者の65%以上が50歳以上と、ネイティブアプリで取りこぼしていたシニアユーザーの獲得に成功しています。さらに導入から1か月でLINE公式アカウントの友だち数は3.6万人増加し、会員カード連携率も75%と高い数値を記録する一方で、ブロック率は2.5%と非常に低い水準でした。

 

ある商品をLINEミニアプリで紹介したところ、その商品の売上構成比のうちLINEミニアプリが10%になったとのことです。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

ふるいち

企業・店舗名:株式会社テイツー

導入時期:ー

導入の目的:会員登録時のオペレーションコスト削減、会員へのDMコスト削減

導入した機能:会員証

得られた効果:LINEミニアプリの新規会員数が導入前比120%、会員証提示率5.5%改善、LINE公式アカウント友だち数3.6万人増加(2か月)、ブロック率21.1%改善など

おこなった施策:レジ前にLINEミニアプリ登録を促すPOPを掲示

書籍やゲーム、CD、DVDなどの販売・買取を展開する株式会社テイツーでは、会員登録時のオペレーションコスト削減や、会員へのDMコスト削減などを目的として、会員証機能をもったLINEミニアプリを導入しています。

 

導入の結果、導入前と比較して新規会員数は120%を記録したほか、全体の会員証掲示率も5.5%改善しました。またLINE公式アカウントの友だち数は2か月で3.6万人増加しながら、ブロック率は21.1%改善しています。

 

LINE公式アカウントでクーポン配信を実施したところ、クーポン配信対象者のうち5%の来店に繋がり、DMコスト削減および店舗売上増を実現しました。

 

参考:

LINEミニアプリの相乗効果!会員証のデジタル化でROI1,800%を記録した古本市場の販促成果|MarkeZine

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

DEAN & DELUCA

企業・店舗名:株式会社ウェルカム DEAN & DELUCA

導入時期:ー

導入の目的:限定商品販売における店舗混雑解消および来店顧客とのデジタル接点創出

導入した機能:事前エントリー(順番待ち)

得られた効果:店頭待機列の解消、スタッフの案内業務改善、LINE公式アカウントの友だち数増加(約1万人/回)など

おこなった施策:3回の限定商品エントリーを100%ミニアプリ利用で運用、LINE公式アカウントの開設など

食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」を運営する株式会社ウェルカムでは、店舗の混雑解消や顧客とのデジタル接点の創出を目的として、順番待ち機能をもったLINEミニアプリを導入しています。同店では、とくに限定商品販売における店頭待機列の存在が課題となっていました。

 

LINEミニアプリを導入したところ、無事に店頭待機列が解消され、3密回避にもつながる結果となりました。それにともなって、スタッフの案内業務も改善しています。また、LINE公式アカウントの友だち数は限定商品エントリー1回あたりおよそ1万人ペースで増加しているとのことです。

 

ちなみに効果を確かめるためLINEミニアプリを利用しない形で限定商品エントリーを実施したところ、現場でかなりの混乱があったため、今後も継続的な利用を予定しているとのことです。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

Keio BEAUTY

企業・店舗名:株式会社京王百貨店

導入時期:ー

導入の目的:京王グループ共通ポイントカード(プラスチック製会員証)を利⽤している既存会員とのデジタル接点の獲得、公式アカウントを通じた再来店促進

導入した機能:会員証

得られた効果:LINE公式アカウントの友だちのうち81%が会員証を紐づけ、ブロック率3%など

おこなった施策:店頭POPやレシートでLINEミニアプリ利用を促進、LINE公式アカウントを通じた再来店促進メッセージの送信など

京王百貨店の化粧品売り場「Keio BEAUTY」では、会員とのデジタル接点創出やLINE公式アカウントを通じた再来店促進を目的として、LINEミニアプリを導入して会員証機能を提供しています。

 

導入の結果、LINE公式アカウントの友だちのうち81%が会員証を紐づけ、ブロック率は3%にとどまりました。

 

店舗でオンライン接点を獲得し、LINE公式アカウントを通じてクーポン配信などを実施することで再来店を促進するという流れにより、今後の売上増加が期待されます。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

RANDA

企業・店舗名:株式会社ジェイ・ビー

導入時期:2021年3月

導入の目的:会員登録のハードルを下げ、より多くのユーザーとデジタル接点を持ちたい

導入した機能:会員証、ほか

得られた効果:新規会員数が導入前月比225%増加(うち約9割がLINEミニアプリ経由)、LINE公式アカウントの友だち追加数は前月比で370%伸長など

おこなった施策:LINE公式アカウントをスムーズに友だち追加する仕組みの導入

レディースシューズや服飾雑貨の企画・小売を行う株式会社ジェイ・ビーのシューズブランド「RANDA」では、個人情報の入力やメールアドレスの認証といった手間を省いて会員登録のハードルを下げるために、会員証機能などをもったLINEミニアプリを導入しています。

 

LINEミニアプリの利用を開始したところ、新規会員数が導入前月比225%増加。そのうちおよそ9割がLINEミニアプリ経由での登録でした。またLINE公式アカウントの友だち追加数は前月比370%に伸長しています。

 

今後の展望としては、LINE公式アカウントのメッセージ配信を利用して、ユーザーとのオンラインコミュニケーションを強化する予定とのことです。

 

参考:

LINEミニアプリに関するPDF資料|LINE for Business

金融業におけるLINEミニアプリの導入事例

金融業におけるLINEミニアプリの導入事例です。

三井住友カード

企業・店舗名:三井住友カード株式会社

導入時期:2021年5月(金融業界のLINEミニアプリ導入は初)

導入の目的:ユーザーコミュニケーションの強化

導入した機能:個別開発

得られた効果:新規ID連携数約5倍、LINE公式アカウントのメッセージ開封率70%、関連リンクのクリック率13%など

おこなった施策:LINE公式アカウントでID連携済みのユーザーにキャンペーンや新サービスに関するメッセージを配信

クレジットカードサービスを提供する三井住友カードでは、2021年5月に金融業界初となるLINEミニアプリの運用を開始しました。

 

WEBサービスやネイティブアプリでカバーできていないライトユーザー向けのアプリケーションを開発すること、そしてそれによりユーザーコミュニケーションを強化することが目的だったとのことです。

 

LINEミニアプリのリリースから初動1週間は、前週比でID連携数が約8倍に。その後は約5倍で推移しています。ユーザーが契約するカードの種類や利用状況をもとにメッセージを送り分けることで、メッセージ開封率は70%、クリック率は13%を記録しています。

 

参考:

金融業界初!会員サービス「Vpass」のID連携数を5倍に伸長させた三井住友カードのLINEミニアプリ活用|LINE for Business

医療・健康関連のLINEミニアプリ導入事例

医療関連の分野におけるLINEミニアプリ導入事例です。

サンドラッグ

企業・店舗名:株式会社サンドラッグ

導入時期:2022年3月

導入の目的:ー

導入した機能:予約

得られた効果:ー

おこなった施策:店頭での案内表示、薬の準備完了をLINEメッセージで通知

ドラッグストアチェーンを展開する株式会社サンドラッグでは、処方せんを送信することにより調剤予約ができるLINEミニアプリの提供を2022年3月より開始しました。

 

LINEミニアプリを起動して処方せんを送信すると調剤予約することができ、薬の用意が完了するとLINEメッセージで通知します。

 

ユーザーは、処方せんの原本をもって店舗へ行けば、待ち時間なく薬を受け取ることができる仕組みです。

 

参考:

「サンドラッグ処方せん送信」LINEミニアプリを提供開始|サンドラッグ(PDF)

おくすりPASS FAST

企業・店舗名:株式会社アイセイ薬局

導入時期:ー

導入の目的:患者とのオンラインコミュニケーションにおける課題の解決

導入した機能:予約

得られた効果:5か月弱で1万人以上が会員登録、LINEミニアプリ経由の調剤予約のリピート率80%など

おこなった施策:LINE公式アカウントによる服薬フォローも提供してかかりつけ化を促進

全国で調剤薬局チェーンを展開する株式会社アイセイ薬局では、患者とのオンラインコミュニケーション課題の解決を目的として、処方せんの送信と調剤予約ができるLINEミニアプリを導入しました。

 

同社では、WEBアプリやネイティブアプリを利用して同様の機能を持ったサービスを提供していましたが、WEBアプリ版では会員未登録の状態では患者にメッセージ送信ができず、ネイティブアプリ版では高齢者などの不慣れな人にとってダウンロード方法が難しいなどの課題がありました。

 

LINEミニアプリの提供を開始したところ、5か月で1万人以上が会員登録する結果に。これは、WEBアプリ版の8倍、ネイティブアプリ版の3倍のスピードです。

 

そのほかに、調剤予約の導入により店内の混雑が緩和できるという評価も。LINEミニアプリ経由の調剤予約はリピート率も80%と高く、今後のかかりつけ化に期待が高まります。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

池上コスモス皮膚科

企業・店舗名:池上コスモス皮膚科

導入時期:ー

導入の目的:院内の混雑とそれに伴う3密の解消

導入した機能:順番待ち

得られた効果:待ち時間の苦情等が減り対応業務減少、院内の混雑緩和および3密解消、LINE公式アカウントの友だち数約6倍(約300→約1,900)に伸長など

おこなった施策:店頭POPに整理券発券用QRコードを掲示、LINEミニアプリによる順番待ち受付を知らずに来院した患者への案内など

池上コスモス皮膚科では、院内の混雑緩和や、3密状態の解消などを目的として順番待ち機能をもったLINEミニアプリを導入しています。

 

LINEミニアプリを導入した結果、順番が来た患者からLINEメッセージで呼び出しができるため、待ち時間の苦情等が減り対応業務も減少。院内の混雑も緩和され、3密解消に成功しました。

 

導入からおよそ2か月で、LINE公式アカウントの友だち数は約300人→約1,900人と約6倍に伸長しています。

 

参考:

LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF)

おわりに

以上、LINEミニアプリの導入事例をご紹介しました。

 

LINEミニアプリの具体的な機能や開発にご興味のある方は、下記ページもあわせてご覧ください。

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2022年7月21日