LINEミニアプリの開発を総合的に支援します
これまでに弊社が蓄積した知見・技術をもとに、各種LINEサービスやLINE APIをフル活用して、LINEミニアプリの開発・導入・保守運用を総合的に支援いたします。
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LINEミニアプリとは
LINEミニアプリとは、LINE社の提供するウェブアプリプラットフォーム「LINE Front-end Framework(LIFF)」上で動作するスマホアプリの一種です。
LINEミニアプリはインストール不要で利用できるため、うまく活用すれば企業はユーザーに快適なサービス体験を無償で提供することができます。
さらに、日本人口のおよそ7割が活用するLINEユーザーに向けてアプリを提供でき、LINEに既に登録されたユーザー情報も活用できるため、ネイティブアプリ開発に比べて「使われないリスクの抑制」が期待できるアプリと言えるでしょう。
参考:
LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 2021年1〜6月期版 V1.0|LINE for Business(PDF)
なお、LINEミニアプリの事例なども含めた詳細はこちらの記事もご確認ください。
【LINEミニアプリとは|開発事例・メリット・LIFFアプリとの違い】
LINEミニアプリのメリット
ネイティブアプリ開発と比べ、LINEミニアプリ開発には次のメリットがあります。
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ユーザー数の増加が見込める
LINEミニアプリは、その他の国内ミニアプリと比較してもユーザー数の増加を見込みやすいミニアプリです。国内のLINE利用者数は2020年9月末時点で月間8,600万人、月間のアクティブ率は85%、日本人口の7割の人が活用している計算になります。
また、LINEのユーザー属性(性別・年齢・職業など)は多様で、10代から50代の80%以上が活用しているほか、60代の52.8%が利用しています。ユーザー数の多さや属性の多様さを活かすことにより、従来のネイティブアプリストアではリーチできなかった層への露出効果も期待でき、ユーザー数の増加が見込めます。
参考:
LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 2021年1〜6月期版 V1.0|LINE for Business(PDF) -
初回利用のハードルが低い
初回利用のハードルが低い点も、LINEミニアプリの大きなメリットのひとつです。
ネイティブアプリと違ってダウンロードの必要がないので、ユーザー目線で利用しやすく、ダウンロードの手間や本体容量の不足などを理由とした離脱が予防できます。
また、ダウンロード不要で使える点を活かして、実店舗における新規ユーザーの会員証発行促進などにも役立ちます。
レジ前に起動用のQRコードを掲示しておくなどすれば、ユーザーは複数のアプリを管理することなく、必要なときに必要なサービスをシームレスに享受することができます。 -
情報を登録する手間が省ける
LINEミニアプリは、LINEに登録されたユーザー情報をもとにサービスを提供することが可能です。
そのため、ユーザーはサービスを利用する際に追加で情報登録する必要がほとんどなく、最小限の手間で各種サービスを利用することができます。
会員情報の登録や支払情報の登録は、アプリダウンロードと同じくユーザーがサービスの利用を敬遠して離脱する原因となりえるポイントです。
LINEミニアプリでは、これら離脱ポイントがネイティブアプリに比べて少ないことから、離脱率の低減が期待できます。 -
iOS/Androidの個別開発が不要
LINEミニアプリはLINE上で提供されるため、iOS/AndroidといったOSごとの個別開発が不要です。
LINEプラットフォームへの対応のみで済むため、単純計算で従来のネイティブアプリ開発の半分ほどに開発コストを抑えることができます。
低コストでスマホアプリを開発・運用したい場合、LINEミニアプリは特にメリットの大きい選択肢と言えます。 -
ビルトイン機能やカスタム機能による効率的な開発
LINEミニアプリでは、各種API機能が利用できます。
さらにビルトイン機能やカスタム機能も用意されていることから、円滑で効率的な開発が可能です。
それらをフル活用することにより、開発コストの節減に加えて、開発期間の短縮効果も期待できるでしょう。 -
各種LINEサービスと連携できる
LINEミニアプリは、LINE公式アカウントをはじめとする各種LINEサービスとの連携が容易で、リピート利用やユーザー間の情報拡散を促進できます。
さまざまな導線からLINEミニアプリの起動が可能であることから、アプリ起動の煩わしさを理由とするサービス利用率低減が回避でき、またリピート利用の促進によりユーザーの継続利用率を高める効果も期待できます。
これらのほかに、LINEですでに構築されたユーザーネットワークに働きかけることにより、ユーザー同士のコミュニケーションを起点としたサービス流入も期待できるでしょう。
LINEミニアプリの機能
LINEミニアプリには、ビルトイン機能やカスタム機能として、次のような機能が用意されています。
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シェアボタン
LINEミニアプリに表示されるヘッダーには、デフォルトでシェアボタンが表示されます。
参考:
ビルトイン機能|LINE Developers
LINEミニアプリの構造|LINE Developers -
カスタムシェアボタン
ビルトインのシェアボタンとは別に、カスタムシェアボタンを実装することもできます。
参考:
カスタム機能|LINE Developers
カスタムシェアボタンを実装する|LINE Developers -
同意画面
ビルトイン機能のひとつとして、ユーザーが初めてLINEミニアプリを利用するときには同意画面が表示されます。アクセス権限の付与などをLINEミニアプリごとにユーザーに確認します。
※同意画面では、LINEによって承認された権限のみをユーザーに要求できます。
参考:
ビルトイン機能|LINE Developers -
サービスメッセージ
サービスメッセージはカスタム機能のひとつです。
ユーザーが飲食店や宿泊施設の予約を行った際などに、LINEミニアプリから応答内容を通知できます。
参考
カスタム機能|LINE Developers
最初のサービスメッセージを送信する|LINE Developers
サービス事業主のためのノウハウ|LINE Developers -
決済システム(LINE Pay)の利用
LINE Payをはじめとする決済システムを利用することで、LINEミニアプリ上で決済手段を提供できます。
LINE Pay以外の決済手段を設定することも可能です。
参考:
カスタム機能|LINE Developers
決済システムを利用する - LINEミニアプリ|LINE Developers -
LINE Profile+
LINEミニアプリでは、所定の審査に通過すると、LINEユーザーがLINE Profile+に登録した情報(氏名・性別・誕生日・住所・電話番号)を取得してサービスに利用できます。
・差出人や電話番号、住所などの連絡先情報を自動入力することで、毎回同じ情報を入力する手間を省く
・ユーザーの性別や誕生日などに合わせた商品をおすすめする
参考:
カスタム機能|LINE Developers
LINE Profile+のスコープの種類|LINE Developers
LINEミニアプリでできることの例を紹介します
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店舗の予約
LINEミニアプリを利用して、ヘアサロンや飲食店、宿泊施設の予約システムを構築できます。
LINEミニアプリでサービスを予約したユーザーには、サービスメッセージを利用して予約時間などを通知できます。
そのため、その他の方法で予約した場合と比較して、より来店忘れを防ぎやすいといったメリットが得られます。
さらにサービス提供者は、条件を満たせばLINEアプリで取得したユーザーIDをもとに、販売促進などのプッシュメッセージを送信することも可能です。 -
テーブルオーダー(モバイルオーダー)
飲食店におけるテーブルオーダー(モバイルオーダー)を、LINEミニアプリで完結することもできます。スーパーアプリ先進国である中国都市部では、ミニアプリによるモバイルオーダーに対応する店舗が少なくありません。
国内でも、大型複合施設に出店する飲食店を対象にモバイルオーダーを導入した事例などがあります。
モバイルオーダーの導入により、ユーザーは列やテーブルで待機する時間や決済の手間を省くことができ、サービス提供者はオーダー処理やレジ業務が削減できます。 接客接点の削減は、新型コロナウイルスなどの感染症対策への効果も期待されます。 -
会員証の発行
LINEミニアプリで、自社サービスの会員証を提供することもできます。LINE上で発行した会員証は、インターネット通販の利用促進などにも便利ですが、LINEミニアプリの強みである「ダウンロード不要で使える」点を活かして、新規ユーザーの会員証発行促進にも役立ちます。
LINEが公開する「LINEミニアプリ先行事例」の中には、新規ユーザー獲得を目的にLINEミニアプリを導入した結果、新規会員数がリリース前と比べて倍増したケースも紹介されています。
参考:
LINEミニアプリ 先⾏事例のご紹介|LINE for Business(PDF) -
ユーザーとのオンライン接点確保
ミニアプリの開発事例には、「予約」「注文」「決済」「会員証の発行」など、用途が明確なものが多くあります。
一方で、ユーザーとのオンライン上における接点確保にミニアプリを活用する事例もあります。 -
DX推進
LINEミニアプリの活用は、DX推進にもつながります。
たとえば小売店なら、来店前にリマインド通知やクーポン配布などによってコミュニケーションを取り、来店後は商品の使い方やお手入れといったアフターケア情報やセール情報を通知して、ユーザーの再利用を促進できます。
企業のDXの定義や事例の詳細については、下記記事をご覧ください。
【DXとは|定義・導入事例・推進における課題】
LINEミニアプリ開発で
企業アプリが抱える課題を解決します
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アプリ開発・保守にかかるコストの抑制
LINEミニアプリ開発では、iOS/AndroidといったOSごとの開発が不要であり、さらにビルトイン機能やカスタム機能を活用できることにより開発にかかる手間が省略できるため、開発・保守にかかるコストが抑制できます。
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アプリ利用促進にかかるコストの抑制
LINEミニアプリ開発では、豊富で属性も多様なLINEユーザーにリーチできるうえに、シェア機能や通知機能を活用できることにより、アプリ利用促進にかかるコストを抑制できます。
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潜在顧客の離脱を防止する
LINEミニアプリ開発では、LINEログイン機能の利用により、会員登録やダウンロードの手間を原因とする潜在顧客の離脱を防止できます。
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大規模市場へリーチすることによる流入増
LINEミニアプリ開発では、国内8,600万人のユーザーを抱える大規模市場へリーチすることにより、アプリ利用者の新規獲得が見込めます。
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活用しやすいユーザー行動データの蓄積
予約・注文・決済・会員証提示といったサービスを、LINE APIを活用したミニアプリ上で完結させることで、詳細なユーザー行動データの把握が可能になり、サービス向上はもちろん、マーケティング施策の改善にも寄与します。
これまでに弊社が蓄積した知見・技術をもとに、各種LINEサービスやLINE APIをフル活用して、お客様に寄り添ったご提案をさせていただきます。
LINEミニアプリの開発にご興味のある方は、下記記事やお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
【LINE APIを活用したアプリ開発総合支援|Macrosend】